そこで大国主神が出雲の大御前に坐されたとき、波穂から天の羅摩船に乗り、鵝の皮を剥いで服とする歸神がいた。その名を問うと答えず、従っている神々にも尋ねたが皆知らないと言う。すると多邇具久が「この者は久延毘古が必ず知っているだろう」と言って、久延毘古を召し出して尋ねると、「この者は神産巣日神の御子で、少名毘古那神です」と答えた。
そこで神産巣日御祖命に申し上げると、「確かにこの者は私の子です。私の手許から生まれた子です。ですからこの葦原色許男命とは兄弟になり、この国を堅く作るのです」と告げられた。
そこで大穴牟遲神と少名毘古那神の2柱の神が並んで、この国を堅く作った。その後、少名毘古那神は常世国に渡った。顕らかに少名毘古那神と言われる久延毘古とは、今の山田の曾富騰であり、足が不自由でありながら天下の事をすべて知る神である。

月間50万PVのラノベ古事記がついに書籍化しました!
サイトで読んでくださった方も楽しんでいただけるように、さらに愛を詰め込みました!!日本神話だけでかなり分厚くなっちゃいましたが、ポチっと応援していただけたらとても嬉しいです!